清酒発祥の地、奈良市正曆寺の「菩提酛清酒祭」に行ってきました
室町時代から伝わる伝統製法の酒造り、「菩提酛」といわれる酒母の仕込みを行い、醸造祈願をするお祭りです
乳酸菌を含む湧水に浸けた、寺近辺で収穫された酒米を蒸しあげて、むしろの上に広げます
何とも言えない乳酸菌と麹のあまい匂いが立ち込めて、真冬の冷えた空気が和らぎ、ほわーっと幸せな気分になります
この米をもう一度湧き水につけて「酒母」が出来上がります
県内の酒造メーカーがそれぞれ持ち帰り、各々の酒を造り3月下旬から4月に美味しいお酒が呑めるそうですよ
平安時代に建立された正曆寺はかつて僧坊酒を作る高い技術を持った筆頭格の寺院で、この寺に住み着く、乳酸菌、酵母菌、麹菌などが酒造りを支えていました
その後長い歴史の中で、途絶えていた酒造りでしたが平成7年、復活のために活動が再開
2年越しの努力で、寺の敷地から酒造りのもとになる菌が見つかり、研究を重ねて今に至っているそうです
季節の花、水、土などから探し当てた菌が長い時を経てまだそこに生きていたんですね
その土地に根付いたものから造られるお酒って素晴らしいです
見学のあとは、お酒の試飲や粕汁、お餅もふるまわれ、おとーさんも子供も喜んでいました
正曆寺は自然豊かなところでとても気持ちがいいです
春になったらハイキングにまた行ってみようと思います
ブログランキング参加中
応援よろしくお願いします
にほんブログ村