「食べるものがこころとからだをつくっている」 この事を大切にして日々のごはんを作ってきた私にとって、原発事故による環境への放射能汚染は本当に大きな問題であり、これから何をどう食べていったらいいのかと深く考えてきました。
とりわけ子供を育てているお母さんたちみんなそうだと思いますが。
いろんな方の本を読んだり、調べたり、講演を聴いたりしました。
でも意見はさまざまでたくさんの疑問がわいたのです。
そんな時ある衝撃的な写真を目にしました。それは被ばくし亡くなった方のバラバラになった染色体写真でした。
命の尊厳がバラバラになっているように見えました。
たくさんの命をはぐくむ大地から私たちの食べるものを生産する人、運搬する人、販売する人、作る人、へといった有機的な繋がりのなかで私たちは食べ物を得て、ほかの生き物と共存しながら生き、次の世代にいのちをリレーしています。
だから「(目の前にあるいのちを)いただきます」と手をあわせ感謝の意をしめすのだと思いますし、子供達の未来を守りたいと願わずにはいられません。
そしてこのいのちの問題をぼやかさずに語り、守ろうとしているか否かがいろんな情報を読み取る判断基準になることに気づきました。ここを大切に行動する人には誠実さと、愛情があるのです。
今日お勧めする本の著者 医師 肥田瞬太郎さんと NPO法人
チェルノブイリへのかけはし代表 野呂美加さんは何十年もの間、地道な努力を惜しまずひたすら活動し続けてきたまさにそんな方々です。
野呂美加著 「放射能の中で生きる母たちへ」 美術出版社
肥田舜太郎著 「内部被曝」 扶桑社新書
もう一つは、今の日本で大事なひとにどんなものを食べさせ、元気に暮らしていくためにどんな事をすればよいのか具体的にわかりやすく示した本です。
迷っている方必読です!
大森一慧 磯貝昌寛 著 「からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て 放射能対策編」 サンマーク出版